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高校留学体験談 / 伊藤 武くん

伊藤武くん

伊藤 武くん

参加したプログラム:  1年留学 + 卒業留学

卒業した高校: St Peter's College

留学期間: 2004/8/17 ~ 2007/12/2

留学当初の年齢: 15歳

2004年からニュージーランドの高校に編入し、音楽を中心に選択科目を取りました。無事3年で高校卒業後、ニュージーランドのオークランド大学を目指し、現在「大学進学準備コース(ファウンデーションコース)」で勉強中。

 

 

日本の学校と違うのは先生との関係だと思う

 中学の頃、テレビをみていた時に、たまたまニュージーランドの農場の様子が紹介されて、ああ、ここに行ってみたいな、と思ったのが留学の動機なんです。広い農場で動物の世話をしたり、馬に乗ったりしたかったんです。日本の中学では室長もしていたし、友だちのことで悩んだりしたことはあまりなかったんで、日本がいやで、抜け出したってわけではありません。
 でも、3年のニュージーランドの高校生活を終えて振り返ってみると、こちらの生活が本当に楽しかったせいか、日本にいる時は感じなかったけれど、日本の中学での生活って居心地の良いものではなかったんだなと思うんです。
 日本の中学と比べて決定的に違うのは先生との関係です。日本では先生って好きじゃなかった。命令的にものを言うし、先生と楽しくおしゃべりするなんて考えられないことだった。でも、ニュージーランドでは先生としゃべるのがすごく楽しいんです。だから何でも相談できる。教えかたが丁寧だから、勉強も楽しかったし、こっちも分からないことを、分からない、と素直に言えるんですね。勉強以外の話ももちろんする。先生が高校時代のガールフレンドのこととか話してくれるし、こちらもする。友だちみたいなんですね。ニュージーランド独特のジョークを教えてくれたり。なかにはこわそうな先生もいましたが、ほとんどの先生は対等に接してくれました。でも、だからといって生徒たちが調子にのるようなことはなかったですね。



学んだことが血となり肉となる実感がある

 そんなわけで、先生との関係も友だちとの関係もよかったので、高校生活はめちゃめちゃおもしろかった。
ホントに留学して良かったと思いますね。毎日学校に行くこと自体が楽しい。勉強も学んだことが血となり肉となるっていう実感があったし、学校で皆に会えることも楽しかったですね。伸び伸び、いきいき、充実した高校生活が送れました。学校の休みの期間は念願の農場に1週間ひとりで、ファームステイしました。この経験で楽しかった面もあるけれど、動物のふん尿の世話をしたりするのは重労働で大変な仕事だとわかりました。だから、職業にはしたくないと思って帰ってきました。その他友だちとスキーに行ったり、オーストラリアまで旅行したり、楽しかった思い出はたくさんありますね。

 苦労したのは、お金の使い方です。親から一定額のお金を貰っているんですが、貰ったらすぐにたくさん使ってしまって後悔したり、サーフ系、スケーター系、パンク系と欲しい服がたくさんあって、どれにしようか、買おうか買うまいか悩んだり、とにかくお金を上手にコントロールできなくて困りました。友だちに借りたりまではしませんでしたけどね。



現在注目の バイオテクノロジーを専攻したい

 ニュージーランドの大学に進学したいのは、英語の勉強をもっとしたいからです。でも、一番の理由は友だちと別れたくなかったことですね。バイオテクノロジーを専攻したいのは町で人々の関心が高まっていて「遺伝子組み換え食品反対!」のプラカードを持ってデモをしている人たちも見かけたりしてから。
 大学に進むと2年3年になると、遺伝子の組み換えや品種改良を勉強するのですが、今はまだ大学進学準備コースなので、生物学の基礎を勉強しています。高校の時生物の授業をとっていなかったし、専門用語はたくさん覚えなければならないしで、授業に追い付くのがとても大変です。専門用語を覚えるのはまるで他の国の言葉を習うみたいなんです。高校の時以上に頑張ってますよ。思っていたより難しいし、レポートやテストはあるしで、やらないとやばいんですよ。今日はねずみの解剖の実験をやってきました。
 将来は、研究の成果が出て、安全で健康的で味のいい作物を作れるようにできるといいですね。しかし、具体的にはまだ将来のことは考えていません。



フォーム5と6の間はやりたいことをやろう

 高校時代のYear11とYear12ではあんまり勉強、勉強と思わずに学校生活を楽しんできました。で、Year13から本腰をいれて受験勉強をしたんです。バーサリーの補習コースに3日間行ったほかは自分で勉強をしたわけなんですが、これでよかったと思っています。Year11とYear12の間はやりたいことをやって楽しい経験を増やすことが大切だと思うんです。それには、何をやるにも積極的になることですね。
 僕がファーミングの経験ができたのは、積極的な気持ちをもって行動に移したからだと思うんですね。せっかく留学してるんだから、学校と家を往復するだけでなく、積極的に興味のあることに首をつっこんでいけば、かけがえのない経験ができるし、それが血となり肉となっていくことを実感できると思うんです。
なにはともあれ、"積極性が一番"ということを皆に伝えたいですね。